骨盤のゆがみと呪文

骨盤が歪んでいます早く治さないと大変なことになりますよと言われました、骨盤の歪みは治らないんですか?と聞かれることがあるのですが、骨盤は歪むのではなくズレると表現したほうがいいような気がします。

 

恐らく伝えようとする側と受け取る側のニュアンスや認識のズレで上手く伝わらないことが大多数だとは思うのですが、表現というのは難しいですね。

 

そもそも”歪み”というパワーワードが独り歩きし過ぎなんじゃないかなと常々思っているのですが、歪みという言葉のインパクトは強く使いやすいのかなとも思います。

 

その代表として骨盤が~とかの主張があるのですが、多分歪みと表現しているものの正体は実際には前述したように少しの”ズレ”とか”アライメントが崩れた”状態のことだと思うんですよね。

 

歪むと聞くとなんとなく捩じれて大変なことになっているんじゃないかと思う人も多いようで、お客様とお話していると極端な話、骨盤自体がまるでコブラツイストをかけられたように捩じれてしまっていると勘違いしている人もいます。

 

そんなに捩じれてしまったのなら整体でどうにかなるものはありませんし、何かしらの外科的処置が必要かもですね。

そもそも骨盤がズレるといっても何センチもズレるものではありません。

 

ただそういった人は前述のとおり大抵過去にどこかの整体院や接骨院などで骨盤が歪んでしまっているので治さないと大変なことになりますよ言われたことがあるようです。

 

腰痛などで初めて来院した人に問診票を書いてもらったり話していると、その言葉が原因になってしまい何が何でも骨盤を直さないと大変なことになるんじゃないかと、毎日ハラハラドキドキしながら過ごしている人も少なくありません。

 

だったらそこで治して貰えたんじゃないですか?という疑問は後ほど(^^)

 

ともあれ骨盤は想像しているように大きく歪むことは構造的にもありえませんよと書籍や人体模型を使ってお話させて頂くのですが、大抵の人はあーよかったと安心してくれるんですね。

 

安心感は緊張も緩めるのでその後の施術も上手くいきやすいです。

 

ただ一定数どうしても歪んでしまっているという思い込みから抜けられない人達がいます。

 

嘘だと思う人もいるかも知れませんが骨盤が歪んでいると強く思い込んでいると、自ら土台が歪んだ状態に合わせてバランスを取るような姿勢をつくってしまいます。

 

結果、無駄に緊張して上半身も変に捻じれたような体になってしまう人が出てきてしまいます。

 

ここまでいってしまうと今度は思い込みを何とかしないと、どれだけ整えても自ら変な姿勢をつくってしまうんですね。

 

この思い込みこそが最初に通っていた整体なり接骨院なりで、治し切れなかった理由でもあります。

 

歪んでます=大変だ=施術=まだ痛いな=施術=まだ痛いな=歪みが治ってないからだとなってしまい様々な場所へ放浪の旅に出てしまうキッカケになるんですね。

 

ですので大きく歪むことはない・生活習慣の中の過度な緊張が痛みを生み出す姿勢をつくっている・適度に動く・痛みにフォーカスしないなど骨盤の”歪み”が全ての原因ではないと理解してもらうことが大切になります。

 

ズレといっても筋肉の緊張のアンバランスが原因であるケースがほとんどなので、この辺りが腑に落ちると不思議と腰痛などの痛みがなくなるケースはとても多くあります。

 

これは見方を変えると我々施術をする側が”歪んでいます””大変なことになります”などといったある種の呪いの魔法・呪文をかけてしまったようなものです。

 

浅薄にネガティブワードを使わずポジティブワードだけ使いましょうとは言いませんが、せめて痛い辛いと困っている状態の時に、それを増長させるような言葉を選ばないようにするのも施術する側の責任だと思うんですよね。

 

言葉選びも中々難しいものですね。

 

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